ずんぐりむっくりなマヌルネコってどんな動物？どこで会える？

2024.05.31 2023.11.04

ママ

ずんぐりむっくりしてるマヌルネコってどんな動物？

ぶさかわな雰囲気がいいよね！

うーやん

ずんぐりむっくりな体型とは裏腹に警戒心が強い動物なんだ！

丸さの中にキリっとした凛々しさが魅力的なマヌルネコ！

どんな動物か紹介していくね！

この記事で分かること

・マヌルネコの生態・特徴

・マヌルネコに日本で会える場所

気になるところに目次から飛んでください！↓

ずんぐりむっくりな見た目のマヌルネコとは？

マヌルネコは、ふわふわな被毛で真ん丸なシルエットはまさにずんぐりむっくり体型です。
そのずんぐりむっくり体型とは裏腹に警戒心が強く、しなやかな筋肉を持っています。
ずんぐりむっくりな柔らかさと鋭い凛々しさを兼ね備えた魅力的な動物です！

約600万年前からいるヤマネコの仲間で「世界最古のヤマネコ」とも呼ばれます。

このすんぐりむっくりの体型は住む場所の厳しい環境に適応した結果なんです！
IUCN（国際自然保護連合）のレッドリストで低懸念(LC)に分類されていて、保護が進められている種になります。(2023年11月現在)

「マヌル」の意味

マヌルネコはの「マヌル」はモンゴル語で「小さい野生のネコ」という意味を持っています。
そのずんぐりむっくりした体型や毛色から、日本ではアザラシネコ、モウコヤマネコとも呼ばれています。

ライオンの仲間：食肉目ネコ科

食肉目ネコ科は非常に数が多いため、その中でも「大型ネコ」「小型ネコ」に分類します。

大型ネコ：ライオン、チーター、トラ、ヒョウなど
小型ネコ：ピューマよりも小さいヤマネコ類

マヌルネコは食肉目ネコ科の小型ネコに分類されています。

ずんぐりむっくりなマヌルネコの特徴

ずんぐりむっくりな体型

体長は約50～65cm、体重は約2.5～3.5kg
通常のネコのイメージと比べると一回りほど大きいかもしれません。

他のネコ科よりも胴体に対して手足が短く、おしりが大きいのが特徴です。
ふわふわとした被毛も相まって真ん丸なずんぐりむっくり体型です。
獲物にそっと近づき、一気にしとめる瞬発力に優れています。
走るのは苦手です。

毛色が灰色なのは身を隠すため

マヌルネコの毛色は一部地域で異なることもありますが、
基本的には灰色です。
マヌルネコは岩山地帯に住んでいることが多く、
猛禽類やきつねなどの天敵に見つかった時には身を潜めて、
周囲の岩に紛れるための保護色の役割があります。

黄色の目や大きな耳

マヌルネコは黄色の目が顔の高い位置についています！
高い位置についている目は獲物を狙う際に
低い姿勢を保ったまま視界を
確保するためだと言われています。

更に、ネコの瞳孔は縦長になるのが一般的ですが、
マヌルネコの瞳孔は真ん丸のままです！

そんな高い位置に目がある関係で、
大きな耳は頭の低い位置に離れてついているように見えるのです。

ずんぐりむっくりなマヌルネコの生態

生息地

中央アジアを中心に分布しています。
高地などの寒い地域に住んでおり、
標高3000m以上でも生息が確認されています。
肉付きの良いずんぐりむっくりした体型やふわふわの被毛は
過酷な環境を生き抜くために変化した体です。

高地は細菌やウイルスが少ない環境下です。
備わっている免疫力が弱いため、
感染症リスクが非常に高く、飼育が非常に困難なネコです。