攻撃力はなくても重厚な装甲の防御力を誇るノドサウルス!
数週間前まで生きていたのでは?
というくらい状態の良い1億年以上前の化石が発見され話題に!
気になるところに目次から飛んでください!↓
ずんぐりむっくりな恐竜ノドサウルスの体格の特徴
亀のようにずんぐりむっくりした骨格の恐竜 ノドサウルス
体長4~6mほどの
亀の甲羅のような大きな装甲版
を持つ4足歩行の恐竜です。
骨格からがっしりとしていて、
重い体をしっかり支えるために、
特に肩と腰の骨格ががっしり。
骨盤の中は骨が
しっかりつまっています。
ヨロイ竜の仲間で防御に特化
ずんぐりむっくりとした
ヨロイ竜の仲間です。
ヨロイ竜は大きく
「ノドサウルス類」と
「アンキロサウルス類」に分類されます。
アンキロサウルスは
しっぽにハンマー状の骨を持っていて、
攻撃手段として利用していました。
一方ノドサウルスには
ハンマーのようなしっぽはなく、
背中の装甲版に
大きなトゲを持っています。
攻撃能力はほぼなく、
防御に特化した恐竜といえます。
ノドサウルスはうずくまって、
弱い腹部を守っていたようです。
頭は細い
体に対して頭部は小さめで、
鼻面が長め、あごは更に細くて
歯が貧弱なのが特徴です。
ずんぐりむっくりな恐竜ノドサウルスの生態
ずんぐりむっくりな恐竜 ノドサウルスの生息年代
中生代白亜紀
(1億3500万 ー6500万年前)
ティラノサウルスや
プテラノドンと同じ時代に
生きていたとされています。
ずんぐりむっくりな恐竜 ノドサウルスの生息地域
北アメリカ大陸を中心に
生息していましたが、
南極大陸や、アジア大陸、
ヨーロッパ大陸にも広く
分布していたとされています。
ずんぐりむっくりな恐竜 ノドサウルスの食性
発達のしていないあごや
歯から草食です。
ノドサウルスの胃の化石から、
シダ植物、花粉、
コケ類などの植物が
見つかっています。
ずんぐりむっくりな恐竜 ノドサウルスのトゲはアピールにも?
首や肩についていたトゲが必要以上に大きかったことから、
ライバルへの威嚇や、異性へのアピールに使われていたのでは?
という論文もあります。
ずんぐりむっくりノドサウルスの皮膚や装甲版のついた1億年以上前の化石が発見された!
1億1000万年前に生息していた、
皮膚や装甲板などの
生きているときの外見を
ほぼとどめた状態のノドサウルス類
ボレアロペルタ・マークミッチェリ
(Borealopelta markmitchelli)の化石が
2011年にカナダで発見されました!
体長5.5mの超保存状態の良い
ノドサウルスは
死んでからすぐに海底に放置
されたと考えられ、
細胞が腐敗する前に
海中のミネラルが入り込んだことが
保存状態の良さに
繋がったとされています。
皮膚や装甲版に
ついているコブだけでなく、
胃や内容物までしっかりと
化石として発見されるのは
珍しいことです!
この化石はノドサウルスの生態の
解明に大きく貢献しているのです!
ずんぐりむっくりな恐竜ノドサウルスまとめ
・ノドサウルスはずんぐりむっくりとしたヨロイ竜の仲間
・亀の甲羅のような大きなトゲのついた装甲版を持ち4本足で歩く!
・歯やあごは発達しておらず、植物を食べる!
・2011年にカナダで超保存状態の良い化石が発見され、生態の解明が進んでいる!
ノドサウルスについての参考資料
ノドサウルス(Nodosaurus textilis ) 恐竜のデジタル図鑑 (dd-lib.net)
奇跡の恐竜化石、世紀の大発見 写真18点 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp)
ノドサウルス – 生態 – わかりやすく解説 Weblio辞書
ノドサウルスが肉食恐竜の強さを明らかにした | TABI LABO (tabi-labo.com)
“恐竜のミイラ”発見。ノドサウルスの外見が「ほぼ完全な状態だ」 | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)
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