すいかのような縦縞が特徴のアムスメロン!
ビタミン、有機酸が豊富で
ダイエット+美容健康効果が!
この記事で分かることはこちら!
・アムスメロンのダイエット効果
・アムスメロンの美容健康効果
・アムスメロンを摂るときのポイントと注意点
ずんぐりむっくり体型改善にアムスメロンの糖度・旬・特徴とは?
クインシーメロンは
ウリ科キュウリ属の植物です。
「アールスフェボリット×ロッキーフォード」
にオランダの「オーゲン」を掛け合わせ
作られた青肉メロンです。
1974年に発表された品種です。
名前の由来は
オランダにある「アムステルダム」
にちなんで「アムスメロン」と名付けられました。
各地でブランド化されている品種です。
皮の色は濃緑色で、ネットは粗目です。
スイカのような模様に見える
縦線の模様(条溝)が入っているのが
見分けるポイントと言えます。
皮が薄くて可食部が多いのも特徴で
きれいな薄緑色の
果肉は果汁を多く含み
芳醇な香りが楽しめます。
アムスメロンの糖度は
15~16度もあり、他の青肉メロンと比較しても
甘味が強いです。
メロンの中ではお手頃な価格なのも
ポイントです。
アムスメロンの
収獲は5~7月の間で行われ
6月に最盛期となり
旬を迎えます。
ずんぐりむっくり体型改善にタカミメロンやアールスメロンとの違いは?
タカミメロンもアールスメロンも
アムスメロンとは別種です。
タカミメロンはアムスメロンと
ハネデューメロンを掛け合わせた品種です。
アムスメロンよりも大振りで
糖度は15~16度と同等で各地で栽培されています。
アールスメロンは
別名マスクメロンと呼ばれ、
高級なメロンでも知られています。
14度~15度の糖度と合わせて
マスク(ムスク)の名の通り
芳醇な香りを楽しめます。
ずんぐりむっくり体型改善にアムスメロンの選び方と保存方法
アムスメロンは元々、
皮のネットが粗い品種ではありますが、
なるべく網目の細かい方が管理が行き届いていて
美味しいとされています。
持った時にずっしりと重い方が
ジューシーです。
アムスメロンは
熟すとツルの反対側のお尻部分が
柔らかくなり、実から芳醇な
香りが漂うようになります。
アムスメロンは収穫後3日ほどで
食べ頃になる、熟すのが早い果物です。
冷蔵庫では追熟が進みませんので
熟していなければ常温保存で、
熟しているものは冷蔵庫に入れて保存し
早めに食べましょう。
冷凍保存であれば1か月ほど日持ちし
シャーベットのように食べられます。
ずんぐりむっくり体型改善にアムスメロンのカロリー・糖質量
アムスメロンは
ダイエット中に不足しやすい
痩せるのに不可欠なビタミンやミネラル、
有機酸をたっぷり含んでいます。
低脂質なのでアムスメロンは
ダイエットにおすすめな食材です。
100gあたり | 熱量(kcal) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | 糖質(g) |
メロン(緑肉種) | 87.9 | 1.0 | 0.1 | 9.9 |
※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に
アムスメロンの項目がないため
「メロン(緑肉種)」を参照
糖質制限中、脂質制限中にも
積極的に取り入れたい食材です。
ただし、ジャムやジュースの場合
使われている砂糖の量に
注意が必要です。
緩い糖質制限である「ロカボ」は
1日の糖質摂取量70~130g
を目標とします。
ロカボダイエットの詳細はこちら↓
1日の糖質摂取量を60g以下に抑える
ケトジェニックダイエットでは
アムスメロンは避けた方がよいかもしれません。
ケトジェニックダイエットの詳細はこちら↓
脂質制限ダイエットの詳細はこちら↓
しかし、そんなアムスメロンも
ポイントを抑えなければ
ダイエットに悪影響が出たり、
健康を害する恐れがあります。
上手にアムスメロンを食事に
取り込んでいきましょう。
ずんぐりむっくり体型改善にアムスメロンのダイエット効果
食物繊維のはたらき
アムスメロンには不溶性食物繊維と
水溶性食物繊維が
含まれています。
不溶性食物繊維は
腸内で水を吸って膨らみ、
腸のぜん動運動を促進し、
お通じを良くする
はたらきがあります。
不要物が腸内に
留まりにくくなるので、
腸内環境が整います。
水溶性食物繊維は
腸内の善玉菌のエサとなって
腸内環境を整えてくれます。
食物繊維の効果で
腸内環境が整えば
必要な栄養素を効率よく吸収し、
不要なものは速やかに排泄する
ことができるので、
太りにくい体になります。
また、腸は他の内臓や
脳などの神経とも
深くかかわりがありますので、
腸内環境が整うと
全身の基礎代謝が向上する
ことも分かっています。
腸内環境とダイエットの関係性の詳細はこちら↓
基礎代謝量の上げ方の詳細はこちら↓
更に食物繊維には
糖の吸収を緩やかにして
血糖値の急上昇を抑える
はたらきがあります。
血糖値が上昇すると膵臓から
「インスリン」というホルモンが
分泌されます。
インスリンが血中から
筋肉や臓器などにブドウ糖を
送り届けているのです。
血糖値を急激に上げると、
インスリンが過剰に分泌
されてしまいます。
すると、血糖値が急下降するので、
空腹を感じやすくなります。
また、インスリンの働きにより
脂肪も溜め込みやすい状態になるので、
肥満の原因となります。
血糖値とダイエットの関係性の詳細はこちら↓
ペクチンのはたらき
アムスメロンは
ペクチンという
水溶性食物繊維が豊富です。
ペクチンは余分な
コレステロールの吸収を抑え、
血中のコレステロール値の
上昇を抑える効果があります。
アムスメロンが追熟して
柔らかくなるのは細胞内の
不溶性のプロトペクチンが
可溶性のペクチン酸に変化するのが
理由の一つとされています。
有機酸(クエン酸・リンゴ酸)のはたらき
人の体には「クエン酸回路」と呼ばれる
エネルギーを産生するための
代謝回路を持っています。
アムスメロンに豊富に含まれる
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸は
このクエン酸回路を活性化させてくれます。
クエン酸回路では脂肪酸を酸化させて
エネルギーとして取り出す役目があります。
有機酸を摂ると、
脂肪がエネルギーとして燃焼されます。
また、代謝回路が活性化するので、
カロリー代謝も上がって
痩せやすい体になります。
カリウムのはたらき
むくみは血行不良や老廃物が原因で
余分な水分が溜まることで発生します。
アムスメロンには
カリウムが含まれており、
余分な水分を排出する効果が
むくみの解消効果を発揮します。
むくみの原因や解消方法の詳細はこちら↓
ずんぐりむっくり体型改善にアムスメロンの美容健康効果効能
食物繊維の効果
アムスメロンの
食物繊維の効果で
腸内環境が整えば
不要物の排出機能が上がるので
体の不調の改善や
美肌効果にも繋がります。
血糖値の上昇が緩やかになれば
糖尿病の予防にも繋がります。
有機酸(クエン酸・リンゴ酸・酒石酸)の効果
アムスメロンに豊富に含まれる
クエン酸やリンゴ酸は
クエン酸回路を活性化させてくれます。
エネルギーが産生されやすくなるので、
疲れにくい体になります。
アムスメロンのようにメロンには
酒石酸という有機酸が含まれており、
・腸内環境を整える
・疲労回復効果がある
と言われていますが、
研究段階とされています。
血行促進効果(シトルリン・アデノシン)
アムスメロンには
アミノ酸の一種であるシトルリン
ヌクレオシドの一種であるアデノシン
が含まれます。
シトルリンとアデノシンには
血行促進効果があり
冷え性改善効果があります。
抗酸化作用の効果(ビタミン)
アムスメロンに含まれる
ビタミンCなどのビタミン類には
強い抗酸化作用があります。
体内では活性酸素がウイルスや
細菌から身を守る働きをしていますが、
ストレスや生活習慣がもとで
活性酸素が増えすぎると、
自分の体さえも酸化させてしまい、
老化の原因や免疫力の低下に繋がります。
抗酸化作用は過剰になった
活性酸素を低減し、
動脈硬化の改善や美肌などの
アンチエイジング効果もあります。
悪玉コレステロール値を下げる
効果も期待できます。
アムスメロンに豊富に含まれるビタミン類
特にビタミンCなど
抗酸化作用の強いビタミンや
ダイエットに役立つ
B1、B6、ナイアシン
葉酸、パントテン酸などの
ビタミンB群が豊富に含まれます。
他にはミネラルも多く含み、
特にカリウム、マグネシウム、リンなど
を豊富に含んでいます。
ずんぐりむっくり体型改善にアムスメロンを食べるときの注意点・ポイント
アムスメロンの摂り過ぎに注意(食物繊維・糖質量)
厚生労働省が発表している
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、
18〜64歳の食物繊維の
1日あたりの目標量は
男性が21g以上、女性が18g以上です。
食物繊維は不溶性食物繊維と
水溶性食物繊維に分けられます。
不溶性:水溶性=2:1の
バランスで摂ると良いとされています、
成人男性なら不溶性14g、水溶性7g
成人女性なら不溶性12g:水溶性6g
の摂取が目標量となります。
100gあたり | 不溶性食物繊維(g) | 水溶性食物繊維(g) |
メロン(緑肉種) | 0.3 | 0.2 |
※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に
アムスメロンの項目がないため
「メロン(緑肉種)」を参照
腸内環境を整えることで
知られる食物繊維ですが、
過剰に摂ると便秘、
下痢などの不調を引き起こします。
適量摂取するようにしましょう。
アムスメロンは糖質が多めなため、
摂り過ぎは太る原因となります。
農林水産省が掲げる
果物の1日摂取量目安量は
200gです。
食べ過ぎに注意しましょう。
口腔アレルギー症状が出る可能性(ククミシン)
アムスメロンにはククミシンという
たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)
が含まれています。
ククミシンはプリンスメロンから
初めて発見されたため
メロンの学名である
「ククミスメロ(Cucumis melo)」
から名付けられました。
このククミシンにより
唇や喉がピリピリしたり
イガイガしたりする口腔アレルギー
を引き起こすことがあります。
昭和まで日本で「メロン」として
よく食べられていたマクワウリには
ククミシンは含まれていません。
妊婦の方は食べない方が良いという噂は?
妊婦はメロンを食べない方が良い
という噂を聞くことがあります。
これはメロンを食べたことで
リステリア感染症にかかり亡くなった妊婦の方がいる
ことが噂の原因とされています。
リステリア菌はメロンに限らず
果物、野菜などの食品に付着しています。
食品をしっかり洗って食べれば問題ありません。
アムスメロンは妊婦に必要な葉酸を
豊富に含んでいますので
おすすめの果物です。
ベジタブルファーストをしてからアムスメロンを摂る
ダイエット効果のある
アムスメロンではありますが
食べる前に葉物野菜など
血糖値の上がりにくい野菜を
食前または一口目に
食べる「ベジタブルファースト」
をするのがおすすめです。
空腹時にいきなり
吸収されやすい高糖質品を摂ると、
血糖値の急上昇を招きます。
太りやすくなるだけでなく、
糖尿病などの
生活習慣病の原因にもなります。
最初に食物繊維を入れてあげると、
糖質の吸収を
緩やかにしてくれます。
また、咀嚼回数や膨満感で
食べすぎを防ぐ効果があるのです。
アムスメロン単体では食物繊維が豊富で
GI値は高くありませんが、
砂糖の含まれたジャムやジュースなどを
空腹状態にいきなり食べてしまうと、
血糖値の急上昇を招きます。
サラダ→汁物→肉・魚→ご飯・パン
の順番で食べると
糖質の吸収スピードを
緩やかにしてくれます。
アムスメロンのダイエット成分は水に流れやすい
アムスメロンに含まれる
ダイエットに有効な
カリウムやビタミンB群は
水溶性ビタミンです。
水につけておくと
流れ出やすい性質を持ちます。
生でそのまま食べるか
糖質量に注意して
ジャムにして丸ごと食べるのが
栄養を逃しにくいのでおすすめです。
朝か昼にたべるのがおすすめ
アムスメロンは果物に多いといわれる
果糖を多く含んでいます。
果糖は血糖値の上昇を
緩やかに抑えることができます。
血糖値の面から言えば
太りにくい性質を持っています。
しかし、「肝グリコーゲンや
中性脂肪に変わりやすい」
という性質もあわせもっています。
つまり、必要以上に摂った果糖が
脂肪に変わりやすい
ということです。
エネルギー消費の多くなる
朝か昼であれば、
脂肪に変換されるリスクを
抑えることができるので、
朝食、昼食、おやつで
食べるのがおすすめです。
果糖とダイエットの関係性の詳細はこちら↓
消費カロリー>摂取カロリーにする
どんなダイエット法でも
摂取カロリーが多いと
成功することはありません。
アムスメロンを食べるだけで
痩せるわけではありません。
現在の食生活にプラスするだけで
メリットを受けられますが
ダイエット効果を出すには
消費カロリー>摂取カロリーに
する必要があります。
暴飲暴食をすることなく、
カロリーコントロールをした上で、
アムスメロンを食べれば
ダイエット効果を促進してくれるのです。
PFCバランスをしっかり守る
健康的に減量しそれを維持するのには
PFCバランスの取れた食事が必要です。
栄養不足やカロリー不足となると
筋肉の分解や代謝機能の低下などを招き、
ダイエットは成功しないどころか、
太りやすい体に変わってしまいます。
アムスメロンのみでは栄養が偏ります。
厚生労働省では生活習慣病の予防、
改善を目的とした摂取比率
を定めています。
痩せやすい健康的な体作りが
できる基準となっています。
PFCバランスについての詳細はこちら↓
ずんぐりむっくり体型改善にアムスメロンのダイエット効果効能は?美容健康効果やポイント・注意点まとめ
アムスメロンのダイエット効果
・腸内環境を整える効果
・基礎代謝量UP効果
・血糖値の上昇を緩やかにする効果
・脂肪がつきにくくなって燃焼効果
・むくみ解消効果
アムスメロンの美容健康効果効能
・デトックス効果
・アンチエイジング効果
・免疫力向上効果
・生活習慣病予防
・疲労防止効果
・冷え性改善効果
アムスメロンを食べるときの注意点・ポイント
・食物繊維、糖質の摂り過ぎに注意!
・ダイエット効果は水に流れ出やすい!
・しっかり水洗いしよう!
・ベジタブルファーストしてからアムスメロンを食べる!
・果糖が多いので、朝か昼に食べると脂肪になりにくい!
アムスメロンについての参考資料
食品添加物の安全確保000798511.pdf (mhlw.go.jp)
腸内細菌と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
野菜、食べていますか? | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
活性酸素と酸化ストレス | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
血糖値 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書エネルギー産生栄養素バランス.pdf (mhlw.go.jp)
ビタミンAの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)
ビタミンCの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)
ビタミンEの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」02_各論_1-7_ミネラル_2_cs6_0114.indd (mhlw.go.jp)
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