生姜のダイエット効果！ずんぐりむっくり体型改善に痩せる生姜の栄養成分解説！体を冷やすNGな摂り方も！？

ずんぐりむっくり体型改善に生姜はダイエットに効果的なのか？

生姜には体を温める作用が
あることが広く知られていて、
昔から体の不調を治す薬
として使用されてきました。

体を温める作用は
ダイエットに対しても
効果的に働きます。
しかし、生姜の摂取の仕方で
体にもたらす効果が
変わってしまうことを
ご存じでしょうか？

「生姜ダイエット」は加熱した
生姜を摂取するダイエットです。
ポイントは「熱を加えること」です。

では、なぜ加熱が必要なのでしょうか？
生姜に含まれる成分の性質や
生姜ダイエットの効果的なやり方、
成功させるためのポイントも
併せて紹介します！

上手にずんぐりむっくり体型を改善していきましょう！

ずんぐりむっくり体型改善に生姜のダイエット効果は？

「ジンゲロール」と「ショウガオール」

生姜には「ジンゲロール」
という生姜の辛味成分の
もととなる物質が含まれています。
ジンゲロールは
1500種類以上あるといわれる
ファイトケミカルの一つです。
ファイトケミカルとは
植物が紫外線や天敵から
身を守るために作り出す成分であり、
辛味や苦み、渋みを
持っていることが多いです。

生姜を乾燥したり、
加熱したりすると
ジンゲロールが
ショウガオールに変化します。

どちらも強い抗酸化作用を持っていて、
体に有用な成分ですが、
ダイエットに対しては
ショウガオールに変化させて
摂取することが大切になります。
生の生姜にはほとんど
ショウガオールが含まれていない
ことに注意が必要です。

ジンゲロールがダイエットに不向きな理由

ジンゲロールを摂取すると
発汗作用＋手足の冷え改善効果
があります。

体の中心にある熱を末端に
移動させてくれるため、
末端の冷え性を改善する効果と
体温を下げてくれる働きがあります。
夏に摂取すると、
夏バテを防止してくれて
体調を整えるのに有効です。

しかし、体温を下げる点について、
ダイエット観点では注意が必要です。

体温を下げると
基礎代謝低下につながる
恐れがあります。
体温が1℃変わるだけで、
基礎代謝量が13％変わる
とされています。

体温が下がると
体温を上げようと代謝が上がる
はたらきもありますので、
一概に体温がひたすら下がって
太るとは言いませんが
生の生姜には
体を温める効果があまりなく、
ダイエットに不向きである
ことを覚えておきましょう。

ショウガオールがダイエットに効果的な理由

ショウガオールにも
末端の冷え性に効果的ですが、
ジンゲロールとはたらきが異なります。

ジンゲロールが体の中心の熱を
末端に移動させるのに対し、
ショウガオールは
体の芯からじんわりと
全身を温めてくれます。
体の中心温度が上がって、
基礎代謝量がUPするので、
ダイエット効果が期待できます。
カリウムが豊富に含まれている
上に血流が良く¹なるので
老廃物がたまりにくくなり
むくみ解消も期待できます。

生姜からショウガオールを
摂ることで痩せる効果に
繋がる理由は主に3つです。

重要なポイントは生姜から
ダイエット効果の高い
「ショウガオール」を摂取
することなのです。

ずんぐりむっくり体型改善に生姜の美容健康効果

体が温まる(冷え・コリ・消化促進)

生のままで食べると
体温自体が下がってしまうので、
温かい食べ物に加えて
ショウガオールに変化させて
食べるようにしましょう。

冷えの解消だけでなく、
血流促進によるコリ解消の
効果も得られます。

消化を助けてくれて
胃腸を整える働きもあります。

アンチエイジング効果

ジンゲロールもショウガオールも
強い抗酸化作用を持っています。

体内の活性酸素が
ウイルスや細菌から
身を守る働きをしていますが、
ストレスや生活習慣がもとで
活性酸素が増えすぎると、
自分の体さえも酸化させてしまい、
老化の原因となります。

強い抗酸化作用は過剰になった
活性酸素を低減し、
美肌効果などのアンチエイジング
効果に繋がるのです。

免疫力向上

免疫細胞の働きを助けることで
免疫力を向上させる効果も持ちます。
免疫細胞を助けるだけでなく、
ジンゲロールには直接的な
殺菌作用も持っています。

ショウガオールの体温上昇効果も
免疫力強化効果に役立ちます。

生姜の複数の効果が重なり
免疫力を上げてくれるのです。

コレステロール値低下

生姜には胆汁の生成を促進して
コレステロール値を低下させる
働きがあります。
胆汁は肝臓で生成される
消化液の一つです。
胆汁を生成するのに
血中のコレステロールを
使用することにより
低下させる効果をもたらします。

ずんぐりむっくり体型改善に生姜ダイエット時の注意点

1日の摂取量は10gが目安

生姜の摂取量は
1日に10gまでとしましょう。
摂り過ぎは胃腸への負担となります。

また、はっきりと悪影響があるという
研究結果は出ていないようですが、
妊婦さんは生姜の摂取を
避けた方が良いと言われていますので
注意しましょう。

チューブタイプはあまりおすすめできない

生姜に含まれる
ジンゲロールは揮発性があります。
特にすりおろした状態だと
ものの数分で元の半分の量
になるとも言われています。

そのためチューブタイプの生姜は
ジンゲロールの含有量が
減っている可能性があります。

生の生姜を買ってきて
自分ですりおろすのがおすすめです。
なるべく使う分だけ
すりおろしてすぐに使いたいですね。

消費カロリー＞摂取カロリーにする

どんなダイエット法でも
摂取カロリーが多いと
成功することはありません。
生姜をくわえるだけで
痩せるわけではありません。

現在の食生活にプラスするだけで
メリットを受けられますが
ダイエット効果を出すには
消費カロリー＞摂取カロリー
にする必要があります。
暴飲暴食をすることなく、
しっかりとカロリーコントロールをしましょう。
カロリーコントロールをした上で、
加熱した生姜を食べれば
ダイエット効果を促進してくれるのです。

PFCバランスをしっかり守る

健康的に減量し、
それを維持するのには
PFCバランスの取れた食事が必要です。
栄養不足やカロリー不足となると、
筋肉の分解や代謝機能の低下
などを招き、
ダイエットは成功しないどころか、
太りやすい体に変わってしまいます。

厚生労働省では生活習慣病の予防、
改善を目的とした摂取比率
を定めています。
痩せやすい健康的な体作りが
できる基準となっています。

PFCバランスについての詳細はこちら↓

ずんぐりむっくり体型改善に生姜ダイエットの効果！痩せる生姜の摂り方まとめ

生姜についての参考資料

ショウガ – Wikipedia

ショウガオール – Wikipedia

ギンゲロール – Wikipedia

基礎代謝 – Wikipedia

コレステロール – Wikipedia

The effect of extracts from ginger rhizome on inflammatory mediator production – PubMed (nih.gov)

Immunosuppressive activity of 8-gingerol on immune responses in mice – PubMed (nih.gov)

ジンゲロール | 成分情報 | わかさの秘密 (wakasa.jp)

活性酸素と酸化ストレス | e-ヘルスネット（厚生労働省） (mhlw.go.jp)

腸内細菌と健康 | e-ヘルスネット（厚生労働省） (mhlw.go.jp)

食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット（厚生労働省） (mhlw.go.jp)

野菜、食べていますか？ | e-ヘルスネット（厚生労働省） (mhlw.go.jp)

「日本人の食事摂取基準（2020年版）」策定検討会報告書エネルギー産生栄養素バランス.pdf (mhlw.go.jp)

食品成分データベース (mext.go.jp)

GI Search – Glycemic Index

「日本人の食事摂取基準（2020年版）」02_各論_1-7_ミネラル_2_cs6_0114.indd (mhlw.go.jp)